2014年3月27日の夢

(多分自宅の庭で)友人を殺してしまう夢を見た。その友人が誰だかも覚えていないし、どのように殺したかも覚えていないし、そもそも舞台となったその庭と併設された家は見覚えの無い場所だったのだけれど、家の仲に入ったときに母親が寛いでいたし、伯母とかも住んでいたから、多分僕の家なんだと思う。その家が所在しているのは僕の故郷であるHと言う所で、時間帯は夕方であった。季節は春か夏。

友人を殺してしまった後に、家に戻って、母親と金銭問題について口論した。大した大学に受かってないくせに、そんなに(交遊費として)金銭を要求するのは、身の程知らずというか、腹が立つと母親に言われたので、僕は過去に母親に言われた言葉を引用しつつ自分の頭の悪さを自虐した上で、でもこれでも友人との交遊の予定は既にいくつも断っているんだ(xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)とチクチク言い続けるという性格の悪い行為をしていた。口論が終わった後、僕は、大学生になってからはお小遣いの制度を変えて欲しいという提案をした。母親はその提案を承認した後、僕の殺人について伯母と話し始めた。通報されるんだろうなと思った僕は、家の裏口から出て自転車に乗って、逃亡を図ったわけではなく、刑務所に入ってしまう前に、最後にこの街を見ておきたいと思って、自分にゆかりのある場所を巡ろうとした。僕が小学生の間お世話になった児童センターの前で自転車を止めた。今日はお休みの日なのか人気が無かった。夕日に赤く染まった児童センターを見て、ふと自分の小学生の時代を回想した。楽しかったかもしれない。楽しかったと思うと同時に、自分は取り返しのつかないことをしてしまったという感覚が頭をもたげた。そうなってしまうともう自分の楽しかった過去に浸っている余裕などは無く、刑務所の中での暮らし(いじめとか、あるのかなあとか)、刑務所を出た後の暮らし(どんな仕事が残っているのかなあとか)をずっと考えざるを得なくなった。そんな事を考えながら猛スピードで地元の中をぐるぐると回った。やっぱり自分は屑だったんだ。そう気付いた。

家に近付いた。家の前にパトカーが止まっていた。

目が覚めた。

とても腕がしびれていた。

家の所在が現在と異なるという点以外、夢だと気付くヒントが無かったと思う。

殺人はいけないと思った。

おしまい。